腰は動かして治す

2018/12/25

こんにちは！なごみ整体院の荒川です。本日もよろしくお願いします。

さて、本日は腰痛のことに関してお伝えしていきたいと思います。

腰痛は痛みが出る箇所としては、体の中では1番出やすい場所とされています。
その腰痛に対する考え方が近年変わってきています。

当院では、日頃腰痛の患者様をたくさん見ることがありますので、いろいろな情報を仕入れ、いろいろな角度から腰痛の勉強しております。

本日は、前からの腰痛の考え方から、最近変わってきた腰痛の考え方をわかりやすくブログにまとめましたので見ていただけたらと思います。

ブログの内容
⑴腰痛の原因
⑵近年の腰痛新常識
⑶当院のデータ
⑷動かしてよくするにはどうしたら良いか

⑴腰痛の原因

腰痛の原因は様々です。
今現在日本人の4人に1人の割合で腰痛が発生すると言われています。
特に近年ITなどの成長により、昔に比べ動く量が減り、筋力低下を起こす環境ができています。
筋力が衰えると、体を支える筋力が落ちますので、自然と腰痛が発生しやすくなります。
それ以外にもストレスから来る腰痛、冷えからくる腰痛など様々な理由が挙げられます。
詳しい腰痛の原因や解決法などは、また他のブログで紹介していますので、興味がある方は過去のブログを見てくださいね。

⑵近年の腰痛新常識

近年腰痛に対する考え方は様々なところで議論されています。
そして昔の腰痛に対する考え方と近年腰痛に対する考え方は大きく転換気を迎えています。
昔は腰が痛くなったら安静、薬などの処置が多かったですが、近年はできるだけ早期に動かしていく考え方が一般的になってきました。
これは日本だけではなく世界共通の認識として浸透しつつあります。

腰痛の新常識
① 3日以上の安静は逆効果
② 動かして治す
③ 腰痛の85％は原因不明
④ 原因は腰だけじゃない
⑤ 自分でコントロールできる
これが近年言われている腰痛の新常識です。

しかし一時的安静が必要な方もおられます。
・骨粗鬆症からくる骨折
・化膿性脊椎症（免疫低下疾患）

このように腰痛はしっかりと動かしていかないと、慢性化し、さらに悪くなることが考えられます。

⑶当院のデータ

当院では重症疾患の腰痛に照準を合わせ日々施術を行っています。
当院で取っているデータから見ても、重症疾患の腰痛の方でも、何かしらの事情があり長期間動けない時期がある方ほど状態が悪く、回復も遅いように思います。
腰痛新常識のデータから、以前より、当院ではより早期の段階で積極的に運動療法を積極的に取り入れています。
運動内容は体の状態にもよりますが、その方が経過が良いのは実証できています。

皆様に取り組んでもらっている内容としては、ご自宅でできるもの、院内でしかできないもの、その中から患者様に最適な提案ができるよう常に心がけています。
当院ではご自宅での運動を特にお勧めしております。
その理由は・・
当院の施術方針として、ある程度症状が改善していけば、ご自宅で運動に取り組んでいただいた方が、施術効果も飛躍的に上がるからです。
そして、運動のやり方、経験を身につけて頂ければ、毎日体のケアをご自身で行う事ができるからです。

⑷動かして良くするにはどうしたら良いか

それでは動かして良くしていくにはどうすれば良いか。
まずは辛い症状を、ある程度取るまではしっかりと体を治療していく必要があります。
動いた方が良いからといっても、痛みがあれば他のところに負担がかかりさらに症状が悪化してしまう可能性があります。
まずは痛みをしっかりと改善する施術を行い、ある程度改善してきた段階から積極的に動かれるのが良いと思います。

そして運動内容も大切になってきます。
体に合った運動をしないと状態が悪化することも考えられます。このように体の施術から運動指導までトータル的にさせていただくのが、当院のような治療院になります。
当院では症状の「根本改善」行っておりますので、しっかりとした施術計画を立て、施術から運動までサポートさせていただいています。
近年インターネットの普及によりいろいろなところでの情報が入手することが可能となっています。
その中から自分の体に合った運動をチョイスして行うのも有効な手段になります。
しかし、ここで気をつけていただきたいのが、あくまで自分の体に合った運動を見つける必要があります。

私の経験上、腰痛で来院された方でも、実際施術を行なってみると、腰以外に原因があることが多々あります。
そうした場合は、腰のトレーニングやストレッチなどを行っても一向に改善しません。

その際は腰の運動ではなく、症状の根本の部分をストレッチや運動するだけで体はみるみるうちに変化していきます。
このように「どんなトレーニング」をすることが必要ではなく、「どこの場所をやっていくか」これが症状改善には1番大切になってきます。